南海放送60年史
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87[社史 第2部] 第3章 開局60周年、そして第3の創業へ第81期 黒字転換、第82期は新体制で飛躍をめざす  2012年6月27日開催の第81期定時株主総会で、2011年度の決算を始め、新取締役3名を含む14名の取締役の選任など、5議案が原案通り可決・承認された。売上高が50億72百万円(前期比101.9%)と2期連続の増収を果たし、営業費用は49億9百万円(前期比98.2%)とした。その結果、営業利益は1億63百万円(前期24百万円の損失)になり、第75期以来6期ぶりに営業損益が黒字転換した。経常利益は2億3百万円で2期連続の黒字、当期純利益は2億34百万円(前期56百万円の損失)となった。 総会後に開かれた取締役会で松葉藤三専務が代表取締役専務に選任され、代表取締役は河田社長とともに2人体制になった。また、経営責任を持つ代表権者と業務の執行責任を持つ執行役員という区分を明確にするために、執行役員制度を新たに導入した。河田社長は、「強固な経営基盤の確立」、「メディア力の強化」、「開局60周年に向けて」という3つの重点課題をかかげた。 2013年10月1日の開局60周年に向けて、2011年10月に開局60年委員会を発足させた。2012年9月、「中長期計画立案部会」「デジタルコンテンツ開発部会」「60周年記念事業部会」の3つの部会が常務会に最終答申を行った。 60周年のキャッチフレーズは「カンシャ・カンReキ!南海放送」とした。「Re」にはリスタート(再出発)、リボーン(生まれ変わり)、リターン(お返し・返信)などの意味を持たせ、公募により大洲市出身の西山未沙子さんのロゴデザインを採用した。また、戒田節子アナウンサーが“感謝の気持ち”を歌第4節 南海放送ロゴ:西山未沙子さんデザイン

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