南海放送60年史
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61[社史 第2部] 第2章 デジタルコンテンツのマルチユース 2008年末には、今治大丸が閉店した。さらには、液晶テレビのバックライト用光源の生産で世界トップクラスのハリソン東芝ライティング㈱が、今治工場の人員削減と生産拠点の海外移転など、再編成に踏み切った。(同社は2012年に東芝ライテック㈱に合併) 自公短命内閣が続き政権交代へ  第一次安倍内閣は2006年9月26日から2007年9月26日、福田内閣は2007年9月26日から2008年9月24日、麻生内閣は2008年9月24日から2009年9月16日と自公連立政権の短命内閣が続いた。リーマンショック以降、県内でも不況色は強く、建設業の倒産や電子機器メーカーの事業所閉鎖、人員削減が相次いだ。 2009年8月30日の衆議院議員選挙では、民主党が308議席(定数480)を確保して政権交代を実現させた。119議席にとどまった自民党は1955年の結党以来、初めて衆院の第1党から転落した。県内4小選挙区では、自民党前職が強さを発揮し、1区塩崎恭久氏、2区村上誠一郎氏、4区山本公一氏の3人が議席を守った。民主党は、3区で白石洋一氏、比例で1、4区次点の永江孝子氏、高橋英行氏が復活し、新人3人が当選した。 小選挙区の県内投票率は70.91%で、小選挙区比例代表並立制導入以降最高になった。投票者数は851,387人。期日前投票は209,940人に達した。南海放送のアナウンサーから転進した永江氏は、1区で塩崎氏と接戦の末敗れ、開票日翌日の午前0時をまわって比例での復活当選を果たした。開票特番は、塩崎、永江両氏の生出演を放送するなど、午前2時まで続いた。選挙の当確予想については、期日前投票データの位置づけや地域・投票所選定など、出口調査の精度を上げる取り組みが必要だった。選挙後は、恒例の新選良が集まっての討論番組や政権選択選挙を追ったドキュメント番組を放送した。ハリソン東芝ライティング(今治)

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