南海放送60年史
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15[社史 第2部] 第1章 地上デジタルテレビ放送開始 松山で作家活動を続ける青山淳平さんの小説集『司令の桜~人と歴史の物語』は、このドラマの原作となった。宮脇昇さんは松山大学の助教授で、同大学の創立80周年を記念して開催された『市民フォーラム2003 捕虜の町・国際都市マツヤマ ロシア兵捕虜収容所開設百年を前にして』を青山さんとともに企画した。立命館大学に移った後もフィールドワークを重ね、『ロシア兵捕虜が歩いたマツヤマ』(2005年愛媛新聞社)を著した。 田中和彦が手がけるラジオドラマは、アナウンサーが出演する「アナウンサードラマ」でもあるが、『ソローキンの見た桜』では、「劇団P.Sみそ汁定食」(2002年~)を主宰する演出家で俳優の桝形浩人が主役をつとめた。 ラジオワイド番組のタレントたち  ラジオのワイド番組では、フリーのパーソナリティが際立った。『やのひろみのまいど!~GO-MIX(ゴミックス)宇和島~』は、ゴミ拾いをしながら生放送するという企画で、2004年の日本民間放送連盟賞生ワイド部門で優秀賞を受賞した。「パーソナリティの強烈さが迫力満点。2人のキャピイにも女性パワーがあり、マナー向上を訴えているのに押付けがましくなく、親しみやすい」と評価された。 2005年には、同賞の生ワイド部門で『林浩彦のまいど!~癒しの音万博~』が優秀賞を受賞した。「集められた音に意外性があり、ラジオ的で清涼感がある」との評価をいただいた。番組を担当したのは、20代のラジオ好き藤岡飛鳥ディレクターと山内美帆子ディレクターだった。 ラジオ番組『宙弥・岡田の勉強しますSP~カラス何故鳴くの?松山編』(2008年9月21日放送)が、同賞の教養部門で優秀賞を受賞した。らくプロモーション所属の「宙弥」こと中井宙弥と「はい岡田」こと岡田耕一が制作・パーソナリティを務めた。童謡「七つの子」、神話・民話の中のカラス、電力会社のカラス対策など、“カラスのいろいろ”を楽しく紹介し、カ

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