9[社史 第2部] 第1章 地上デジタルテレビ放送開始ンテナパターンを得ることができた。2007年3月には東予地区の約14万1千世帯に向けてデジタル放送を開始した。 サイマル放送が終了した時点では、三原中継局と新居浜中継局それぞれのデジタル波は異なる周波数になった。技術陣を悩ませた混信問題も今は無い。新居浜中継局の異形のアンテナは「サイマル放送時代の遺構」となり、キャンセリング用パラボラアンテナは不要となり撤去した。 デジタルマドンナが活躍 2006年12月の地上デジタルテレビ全国開局までに、各放送局のアナウンサーらが地デジ推進大使に任命された。愛媛の推進大使は「デジタルマドンナ」と命名され、各局持ち回りで制作された告知スポットに出演して、デジタルへの切り替えを呼びかけた。同年撮影の南海放送担当分では、陸上競技のスタートシーンで地デジスタートを印象付けた。松山市の土曜夜市でのPRも恒例化し、うちわなどを配ってPRに努めた。 2007年には、宇和島市などでもデジタル視聴が可能になり、「“地デジ体感”全国キャラバン」のキャラバンカーが県内を巡回した。
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