みそかには特集番組を制作、放送した。下の図は愛媛大学マスコミ研究会に委嘱した、YS-11墜落事故に関する松山市民の放送接触状況の調査結果である。放送で最初に事故発生を知った人びとは全体の82.6%である。このうち、テレビは南海放送31.7%・NHK34.8%でほぼ互角。ラジオはNHK5.8%に対して南海放送10.3%と2倍に近い。事故発生以降のテレビ・ラジオについて、テレビは55.3%、ラジオは20.6%の人が視聴時間が長くなったと答えている。事件・事故報道における電波メディアの強さをよく示しているといえよう。南海放送は1967年度民放大会において、YS-11墜落事故報道活動によりテレビ・ラジオともに報道活動賞揚部門で優秀賞を受賞、ラジオは「週刊朝日賞」をあわせて受賞した。1966(昭和41)年12月末の第27期定時株主総会後の取締役会平田社長、9年振りに復帰68第2章 大いなる飛躍へあわただしいニュース編集折れ曲がったプロペラYS-11、松山空港沖墜落事故報道に関する調査の結果 ~南海放送に接触ラ・テ合計42.0%~ ラジオ:16.1% 南海放送 10.3% テレビ ラジオ 事故の ニュースに 最初に 接触した メディア 電波メディア合計 82.6% その他:3.1% 活字メディア:2.2% パーソナル コミュニケーション:12.11% テレビ:66.5% 南海放送 31.7% NHK 34.8% NHK 5.8%
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