南海放送50年史
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1964(昭和39)年3月、ベージュ色を基調にした地上4階、地下1階の南海放送会館が落成した。大きなガラス窓を持つ各階に、深いひさしが張り出している。南海放送の社名を掲げた屋上に、地上35メートルの高さの聖火台のかたちをしたアンテナ塔が立った。日建設計工務によって最終的にまとめられた放送会館の設計は建設面積1,303平方メートル、床面積延べ4,459平方メートルの広さになった。本館右手にはコンクリート壁き落としの瀟洒なスタジオ棟で、テレビスタジオ、副調整室、大道具室、化粧室などがある。テレビスタジオは185.5平方メートル(のちに221.5平方メートルに拡張)の広さがあり、城山テレビ局舎のものより2倍余りになった。2階廊下で制作局、テレビ主調整室、テレシネ室、VTR創立10周年と落成式58第2章 大いなる飛躍へ完成した放送会館・右側がスタジオ棟新装なったテレビ主調整室テレビスタジオ・右上二階ガラスの向こうが副調整室

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