南海放送50年史
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ラックによる重大な交通死亡事故が発生、偶然にもヘリコプター自動追尾装置等の機器の最終調整のためテストフライト中だったヘリコプターが事故現場に飛んだ。石連峰の上空、高度3,000メートルの高さから直線距離で110キロメートル離れた壺神山鉄塔へ送った映像が本社に伝送され、他社に先駆けて日本テレビ『ザ・ワイド』の中で伝えられた。一方、本町会館屋上の鉄塔建設工事も2002年8月に清水建設、日本鉄塔工業により着工、順調に進捗して2003(平成15)年3月、高さ30メートルの鉄塔が完成した。建物の高さを足すと、地上高66メートルである。最上段にはハイビジョン仕様の情報カメラが装備された。壺神山中継基地向けのパラボラアンテナが設置されており、将来的には行道山デジタル親局や東予の中継局への送受信などに利用する8面のパラボラアンテナが設置される予定である。2005(平成17)年末から始まるデジタル試験電波発射、2006年10月の本放送開始に向けての第一歩となった。278第7章 地上波デジタル時代へ本町会館壺神山鉄塔

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