南海放送50年史
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263第4節 グローバル時代のローカル番組2000(平成12)年3月、兵庫県淡路島の花博(ジャパン・フローラ)で開かれた第14回世界テレビ映像祭で南海放送制作の『若葉はふるえる~小児病棟・今、子供達は…~』(1999年5月放送)がグランプリにあたる鶴見和子賞を受賞した。拒食症に苦しむ14歳の少女と、松山赤十字病院小児科の小谷信行医師との回復にむけてのプロセスを描いたテレビ・ドキュメンタリーである。撮影には一般家庭用の小型ビデオカメラが駆使された。審査会では「命、心といった抽象的な領域を映像化することに成功している」と評価された。翌年、大西康司制作部長からこの番組を引き継いだ寺尾隆ディレクターが『こ・わ・れ・る~小児病棟1年の報告~』を制作し、第20回地方の時代映像祭で大賞を受賞した。小型ビデオカメラは、すでに『ズームイン!!朝!』や1995(平成7)年に制作した民教協番組『親の目子の目・僕たちの食卓』の制作から使用し始めて効果をあげていた。ディレクター一人で小回りがきく。カメラの威圧感が少ない上に室内ではライトをつけなくても明るい映像が得られる。2002(平成14)年5月に放送した『クマガイ草~小さな村の小さな奇跡の物語~』も、小型ビデオカメラ、ソニーDCR-VX2000で撮影した。人口270人、日本一小さな村、宇摩郡別子山村で近藤清さ『クマガイ草』に高柳記念賞『こ・わ・れ・る』に地方の時代 大賞第4節グローバル時代のローカル番組松山赤十字病院 小児科第一部長小谷 信行医師松山赤十字病院 カウンセラー室『こ・わ・れ・る』タイトル

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