南海放送50年史
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トは11件、そのいずれもが企画内容で高い評価を受けた。これは、2件から3件の受注に終わった他社に比べても突出した成果だった。主なイベントでは「カラオケ選手権花祭り・歌祭り」(1999年4月4日)、「またたびワイドSP. まるごとしまなみ大放送」(5月7日)、「歩け歩け世界大会前夜祭/歩け歩け世界大会」(7月31日・8月1日)、「伯方島・美食市」(10月2日)、「ふれあい動物フェスタ」(10月17日)などが実施された。1991(平成3)年5月5日こどもの日、ラジオ局は、のちに「ラジオウォーク」イベントの原型となる『地球と遊ぼう!トヨタスーパークイズ』を立ち上げた。このイベントは、松山市伊台の道後ゴルフ倶楽部の全コースを市民に開放し、自然と親しむウォークと郷土クイズを組み合わせた点に特徴があった。ラジオ営業は、環境との調和をコンセプトにしていたトヨタ自動車販売5社に提案を行い協賛にこぎつけた。メインは、全長2.5キロのコースを歩きながら、区間に設置されたパネルクイズ30問に挑戦する方式だったが、市民の関心を集め、8,200人の家族連れ等が参加した。『地球と遊ぼうスーパークイズ』は、2000年まで計10回開催されたが、その後も、この自然環境調和型のコンセプトは、南海放送ラジオイベントの基調になり、活性化の大きな牽引力となった。1997(平成9)年5月25日には、スーパークイズのパネルクイズ方式を、松山市が協賛した史跡巡りイベント『ウォーキングアドベンチャー・熟田津を探せ』に活用、全長3キロのコースを結ぶ史跡解説中継や、キャピイ移動中継などの多元生中継スタイルを確立した。クイズイベントは、開催される場所と目的に合わせて、「パネルクイズ」、「ウォーキングアドベンチャー」、「ラジオウォークイベントでラジオ活性化256第6章 経営改革の時代

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