南海放送50年史
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に文化事業にも積極的に取り組んだ。『RNB杯アマゴルフ選手権』は、1984(昭和59)年10月愛媛ゴルフ倶楽部で始まった。放送センターをクラブハウス内に仮設し、大会の1日目をリハーサルにあて、2日目決勝戦の17H、18Hを中心に実況中継風に収録した。この大会の目的は、日頃お世話になっている地元スポンサーを含むアマチュアの交流大会として開催された。中継スタッフは60名にのぼり、わが社のスタッフに加え、高松のプロダクション日本映像の協力を得て実施された。収録したVTRは2時間45分番組にまとめ放送された。『愛媛の酒杯えひめカラオケ歌謡大賞』も1984(昭和59)年に始まった。カラオケ歌唱の愛媛県一を競う大会であるが、はがきでの応募は1,000通を超えた。その中から東予、中予、南予での予選大会に出場できる100人を抽選で選ぶ。予選大会では各10人にしぼり松山で開かれる県大会へ送り込む。県大会では30人の中から決勝へ進む10人が選ばれ大賞を競った。県大会は当初、南海放送本町会館テルスターホールで開かれたが、観客が年々増えたことから松山市民会館大ホール、県民文化会館メインホールへと会場を移していった。1986(昭和61)年の県民文化会館柿落としにはわが社も積極的に参加し、「中村紘子ピアノリサイタル」、「1千人の第九演奏会」、「里見浩太朗公演」、「第9回日本民謡大賞県大会」、「松竹歌劇公演」などを実施した。中でも4月27日の「1千人の第九演奏会」は、県内初めての試みであり早くから話題を呼んだ。この演奏会には県合唱連盟加盟の28団体1,400人から応募があったが、舞台などの関係から27団体1,200人に絞られた。だが、県内各地から参加者が練習のため毎週松山へ集まるのは困難であった。そこでソプラノ、アルト、テノール、バスの4パートのカラオケテープを作り、テープで練習してもらった。本番1週間前の総合155第1節 ニュースと生活情報の融合『RNB杯アマゴルフ選手権』ゴザをかけた中継カメラえひめカラオケ歌謡大賞1千人の第九演奏会

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