南海放送50年史
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1982(昭和57)年4月25日、南海放送サンパークが開園した。約5万平方メートルの広い土地に青々とした芝生が敷き詰められ、芝生のひろば、水のひろば、運動ひろば、多目的ホール(サンホール)、会議室(カトレヤホール)、野外ステージ、数寄屋別館などが赤い遊歩道で結ばれている。シンボルツリーの槙の大樹を中心にドウダンツツジ、枝垂れ桜、山桃、梅、牡丹、薔薇などのさまざまな花卉類が植え込まれて“いこいと健康の広場”として、南海放送の誇るもう一つの文化事業施設としてのお目見えである。来賓は施設の豪華さに目を見張った。華やかなオープニングセレモニーに続き、「郷ひろみショー」、「サザンオールスターズ・コンサート」など連日の催しで黄金週間中は6万人を超える人出で賑わった。松山市井門町の用地は1972(昭和47)年に市坪にあったラジオ送信所(松山ラジオ局)を移設する目的で取得したものである。ラジオアンテナなどの送信施設が完成したあと、順次敷地を拡張するとともに原野に近い土地の緑化を進めてきた。1975(昭和50)年には「あんてな公園」と名づけて花菖蒲まつ南海放送サンパーク開園139第4節 創立30周年サンホール(サンパーク)

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