南海放送60年史
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65[社史 第2部] 第2章 デジタルコンテンツのマルチユース『News Ch.4』スタート  2009年3月30日から、夕方ニュース『News Ch.4』をスタートさせた。 愛媛県内の地上デジタルテレビ放送のカバー率は、すでに90%を超えており、デジタル化とともに南海放送のリモコン番号を4としたことにちなんだネーミングだった。キャスターは永野彰子・和氣孝治アナウンサー、FC(フィールドキャスター)として松岡宏忠アナウンサーを起用した。丹念な取材と大型モニターやCGを使ったわかりやすいニュース解説に力を入れた。 スポーツキャスターの丹下真奈アナウンサーは、時にハンディカメラで撮影しながらのインタビューを行い、取材の幅を広げていった。 高速道路の延伸と郊外型大型店の開店  2006年に大島北ICと大島南IC間、そして生口島北ICと生口島南IC間が開通し、しまなみ海道は一本の道路として繫がった。同年3月に、しまなみ海道と松山自動車道を結ぶ今治小松自動車道(2016年全通予定)近くに、JA周桑が「周ちゃん広場」を、また翌2007年4月にはJAおちいまばりが「さいさいきて屋」をオープンさせた。ともに地元漁協などからの水産物も販売するJA系の直販施設で、県内外からの来店客でにぎわい、全国屈指の売上がある。 南予では、内子町の公設民営の直売所からスタートした道の駅「内子フレッシュパークからり」が、2000年の内子五十崎ICの開通で、さらに商圏を広げた。「内子フレッシュパークからり」は、携帯電話POSシステムで、生産者の出荷予約と販売結果の配信を行い、生産者が売り切れた産品を即時に補給するといった農産物の販売革新を1990年代に行ったことでも知られている。 2009年4月には、「道の駅みなとオアシスうわじま・きさい『News Ch.4』左:和氣アナ 右:永野アナ宇和島自動車道宇和島北IC~西予宇和IC開通式

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