南海放送60年史
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57[社史 第2部] 第2章 デジタルコンテンツのマルチユース同行取材した。北極圏ではムースの群れの出現を待ち、マイナス40度のマッキンリーでは、かまくらを作ってオーロラの出現を待った。 2010年10月30日(15:00-15:30)には、テレビのドキュメンタリー番組『一枚のアラスカ~写真家 松本紀生 17年目の極北~』を県内で放送した。音楽は松山出身でアメリカ在住のジャズハーピスト、古佐小基史さんとグラミー賞受賞者のポール・マキャンドレスさんが担当した。11月には民間放送教育協会のテレビ番組「発見!人間力シリーズ」で『愛媛発 輝く瞳に届けたい~アラスカ写真家の夢ライブ~』を全国放送した。松本さんの母校の松山市立湯築小学校のフォトライブで、子どもたちがアラスカや松本さんの生き方をどう感じたかもテーマになった。 2011年1月には、厳寒の北米大陸最高峰マッキンリー山での取材を加え、総集編として5月28日(14:00-15:25)『CELCO JAPAN SPECIAL オーロラが撮りたくて~写真家 松本紀生 18年目のアラスカ~』(1時間25分)を放送した。番組はラジオやウィットチャンネル、IPラジオでも同時放送した。 『夏燃ゆ!俳句甲子園』を全国放送  高校生たちの“コトバのバトル”俳句甲子園が、日本テレビ系上りネットに採用され、2012年9月1日(10:30-11:25)に『夏燃ゆ!俳句甲子園~恋・涙・コトバのバトル五・七・五~』(制作:宇都宮宏明)を放送した。三連覇を目指す東京の開成高校と愛媛県立松山東高校の戦いを大会前から決勝戦まで密着取材し、高校生たちが決勝の一句を絞り込んでいくまでの深い思いを伝えた。これまでに3度、NNNドキュメントで発信してきた素材を制作部の宇都宮宏明ディレクターが、東京のプロダクションの協力を得て制作した。番組ナビゲーターには、自ら詩を書くなど、言葉を大切にしている人気タレントのベッキーさんを起用した。決勝戦 松山東A対開成A極北の雄大な自然

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