南海放送60年史
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55[社史 第2部] 第2章 デジタルコンテンツのマルチユース山田五郎 驚き!ヘアーサロン最前線』、2回目は2008年2月2日(14:25-14:55)放送『品川庄司と眞鍋かをりの若者バーバー列伝!』、2009年には6月28日(16:25-16:55)『Dear アグネス 沖縄からの手紙2009~理容学校の灯をもう一度!~』を広域U局も含め全国41局で放送した。(いずれも制作は伊東英朗ディレクター) 全国理容生活衛生同業組合連合会との番組制作は、2012年に沖縄で開かれたアジアカップ2012を取材し、その年7月21日(14:30-15:00)に放送した『ガレッジセール プレゼンツ アジアをリード! 理容ニッポン~OMCアジアカップ沖縄~』(制作:宇都宮宏明ディレクター)まで7作品になった。 「かまぼこ板の絵」を番組に  西予市城川町の市立美術館「ギャラリーしろかわ」の『全国「かまぼこ板の絵」展覧会』と、福井県坂井市の「日本一短い手紙」のコラボ作品の展覧会は、2007年から全国で展開され大きな反響を呼んでいた。ギャラリーしろかわの浅野幸江館長がかまぼこ板の絵と日本一短い手紙の言葉を組み合わせて一つの作品にしたものである。 このコラボ作品をテレビCMにして、大一ガス株式会社(本社松山市)の提供で1年間通して放送するという企画に営業部の山内孝洋副部長と制作部の伊東英朗が取り組んだ。 2009年7月から1年間、52週で52作品の違ったCMを県内で放送した。日常的でハートウォーミングな内容は、大きな反響を呼び、企画は翌年も継続された。2009年8月には、東京・新橋の日本テレビ本社地下街で「かまぼこ板の絵展」が1日から14日まで2週間にわたって開かれた。会場での反響は大きかった。 伊東は、かまぼこ板の絵をテーマに『一片のいのち~かまぼこ板に絵を描く人たち~』などを制作した。同番組は、かまぼこ板の絵をモチーフにいろいろな人々の心の内をしみじみと映し出したとして、2009年の日本民間放送連盟賞テレビ

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