南海放送60年史
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46第2節 愛媛マラソンの6時間生中継退した2012年の第50回大会では、スペシャルサポーターでありながら2時間41分40秒の大会記録をマークした。 第50回の記念大会には、第1回の愛媛マラソン優勝者の寺沢徹さんやメキシコオリンピック銀メダリストの君原健二さん、そしてシドニーオリンピック金メダリストの高橋尚子さんらオリンピックランナーを招いた。高橋さんは翌51回大会にも参加し、笑顔のハイタッチで大会を盛り上げた。松山市長から愛媛県知事になった中村時広氏は、48回49回と51回の3大会に出場して完走した。51回では中村氏の呼びかけで参加した元プロ野球選手の古田敦也さんも意地の完走を見せた。 49回と51回大会で優勝した城武雅選手は、愛光高校から東京大学に進学後、四国電力に就職し、伊方原子力発電所勤務になってから本格的にマラソンの練習を始めた市民ランナーである。 ファッショナブルなウェアの開発や「美ジョガー」が流行語になるなど、市民のランニング熱は一段と高まってきている。 全国№1マラソンの評価  第51回大会(2013年2月10日実施)では、インターネットでの参加者による評価点が、100点満点中97.0点と全国第1位の評価を受けた。(2013年8月20日現在、対象は2013年1月1日から8月19日まで全国で開催のマラソン全1,058大会。第50回大会は2012年中に開催の全1,741大会中第2位) この評価は、給水給食エイドでの松山銘菓の配布や今治タオルブランドの完走賞、フィニッシュ地点に設けた道後温泉の足湯、いもたきや豚汁の提供、道後温泉入浴券配布…などなど参加者に対するサービスだけで勝ち取ったものではない。全国では愛媛マラソンより数段充実したサービスを行っている大会がたくさんある。 最大の要因は、2,370名ものボランティアの心遣いと沿道からの絶え間ない声援から生まれ拡がっていった「感動の輪」ゲストランナー 高橋尚子さん

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