南海放送60年史
53/136

45[社史 第2部] 第2章 デジタルコンテンツのマルチユース選手(中国電力)による、最終盤のデッドヒートの完全実況に生かされた。50回大会は6時間40分の生中継になったが、日本テレビをはじめ、系列局や愛媛CATVの応援によってハイレベルの長時間中継が可能になっている。 第51回大会でメイン実況が8年目になった江刺伯洋アナウンサーや、48回大会で藤田勇次郎アナウンサーとともにランナーリポーターとして完走し、その後の大会では2部のもぎたて担当になった丹下真奈アナウンサー、バイクや放送車、中継点などの各リポーターは着実に成長を見せた。 フィニッシュ地点でランナー向けに励まし実況を続けるラジオプレゼンターのやのひろみは、持ち前のユーモアとタフネスぶりを見せている。ラジオは、通行制限による混乱を最小限にとどめようと、マラソン終了後も午後5時まで道路交通情報を伝えた。 市民マラソンとなった第48回大会では6社の特別協賛社でスタートし、第49回大会は7社、そして記念大会の第50回では8社と、クライアントからの当マラソンへの評価と共感が年々高まりつつある。直近の第51回大会では更に1社が加わり、計9社からご協賛をいただくことができた。 まさに全社セールスの結果であり、特別協賛社、協賛各社に支えられ、愛媛の一大イベントとして定着してきた。 また、2,000名を超える数多くのボランティアの存在も大会全体の運営に不可欠で、ゴール地点やコース沿道でのランナーへのおもてなしが好評を得ている。 愛媛マラソンが引き続き地域に根差したイベントとして継続し、支持されるイベントになるよう、全社を挙げて取り組んでいきたい。多彩なゲストランナー  アテネオリンピックに出場した土佐礼子選手は、第36回愛媛マラソンの女子の部で優勝し、マラソン界にデビューした。出産した翌年の第49回大会から2大会連続で走り、現役を引第48回優勝 久保慶和(四国電力)スタジオで実況左:江刺アナ 右:解説 竹本英利氏完走した丹下アナ

元のページ  ../index.html#53

このブックを見る