南海放送60年史
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42第1節 河田社長就任とデジタル化推進るなど特殊な工事が続いた。2011年6月に開始された工事は約6ヶ月かかり、同年12月に完了。そして2012年2月22日に青島中継局が開局した。2006年のデジタル親局以来、南海放送として40局目のデジタル局開局となった。 青島中継局のエリア内世帯数は2,500世帯で、そのうち約500世帯が難視聴対策世帯である。この時点で、放送波によるカバー率は93.3%になり、残りはケーブルテレビや共同受信設備によりカバーされた。 それでも2013年8月現在、約210世帯が受信困難世帯として残っている。この210世帯については、2015年3月31日まで暫定的に衛星放送でキー局の地デジ番組を視聴しながら地デジ化を進めることになっており、愛媛県内の世帯が完全にデジタル化されるまで、技術担当者らの対策作業が続くことになる。

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