南海放送60年史
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23[社史 第2部] 第1章 地上デジタルテレビ放送開始定した。一方で、人工透析を受けている患者が約30万人おり、ドナー不足は常態化している。このため、移植を望む患者などからは、病気腎移植の可能性を徹底的に検証して欲しいとの声が上がっている。 移植医療をめぐる問題点を追って、2007年5月29日(26:30-27:20)に、テレビ番組『病気腎移植を問う~医者と患者の論理を超えて 3,894人の声~』を放送した。2011年5月30日(26:45-27:35)には『腎臓難民~病気腎移植、5年の記録~』を放送した。 アテネオリンピック  2004年8月のアテネオリンピックに、愛媛からは史上最多の9人の選手が出場した。松本直幸アナウンサーが、ビーチバレーやボート、女子マラソンなどを現地取材した。ボートの武田大作選手は軽量級ダブルスカルに出場し、シドニーに続いて2大会連続で6位入賞。マラソンの土佐礼子選手は、粘りの走りで5位入賞した。武田選手は愛媛大学を卒業後、地元企業のダイキに所属し、松山市の海岸で練習に励んだ。松山大学時代無名だった土佐選手は、三井住友海上入社後、マラソンに活路を見出し、ひたむきな練習で素質を開花させた。 済美高校が春の選抜大会で優勝  2004年、春。済美高校と八幡浜高校が出場した春の選抜甲子園を現地からリポートしようと、スポーツ担当の野志克仁アナウンサーと合田みゆきアナウンサーが開会式から密着した。初戦で敗れた八幡浜の悔しさを晴らして余りある快進撃を見せてくれたのが済美だった。 3月26日の初戦の茨城・土浦湖北戦では、主砲の鵜久森淳志(現日本ハム)選手のホームランが飛び出すなど自慢の打線が爆発し9-0で甲子園初勝利。一転、2回戦では2年生エーパルテノン神殿前でリポートする松本アナ

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