南海放送60年史
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100第6節 ラジオの未来予想                   2013年10月1日第3の創業 ~未来へのメッセージ~              南海放送株式会社              代表取締役社長 河田正道 1953年(昭和28年)のラジオ放送開局から60年が経過しました。 創業以来、「親しまれ信頼される民間放送として地域社会に密着し、その生活文化の向上に寄与する」ことを経営指針のひとつとして掲げ、放送活動、文化活動に取り組んで参りました。 地域の皆さまに支えられ、今日を迎えることが出来ましたことに、改めて厚くお礼申し上げます。 ラジオでの創業、1958年(昭和33年)のテレビ開局に続き、インターネットで世界が結ばれた多メディア時代の60周年を、第3の創業にあたる大きな節目と位置づけております。 ラジオ・テレビ兼営局の将来ビジョンとして、「デジタルコンテンツ企業としての自立」「放送、文化活動を通じた地域貢献」、そして「絶え間ない経営改革」の3つを掲げ、その実現のために、積極的な企業活動を展開して参ります。 また、南海トラフ地震などを想定した大規模災害など非常時に、確実に放送を継続できる危機管理体制をさらに強化し、報道機関として責任を果たしていく所存でございます。 日本は、少子高齢化と人口減少時代を迎え、グローバルな、そして様々な課題に直面しております。 そのような時代こそ、南海放送の従業員一人ひとりが、より高い倫理観とコンプライアンス精神を養いながら、自己研さんに努めるとともに、ニュース取材・番組作り・営業活動・イベント事業活動など、それぞれの現場で最大限の力を発揮し、地域社会の発展のために力を尽くす決意を新たにしております。 今後の一層のご支援、ご協力をお願い申し上げます。

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