南海放送50年史
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ある局として、またしっかりとした経営基盤のもとで創立60周年を迎えることができるものと確信しております。古いことわざに「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という教えがあります。南海放送50年の歴史を私たちは真摯な気持ちで受けとめ学びながら、会社の新たな発展のために、南海放送関係のお一人おひとりが一層の改革改善のご努力を果たされるよう願って、創立50周年記念の挨拶といたします。本日は誠におめでとうございます」。記念式典の開催に当たっては、放送関係者、スポンサーおよび退職社員等を招待して記念パーティーを開く案なども検討された。しかし、景気の低迷が長引いており、今後のデジタル化への対応という危機を乗り切るためには、経費削減を優先する必要があるとして、例年通り社員、従業員だけを対象にした式典にとどめた。なお、主だったスポンサーには、50年間支援していただいた感謝の意を込めて、二つの自社番組を録画したビデオテープを記念品として贈呈した。その番組の一つは、2003(平成15)年10月5日に創立50周年記念番組として放送した『カメラは見た!愛媛50年~映像は語る!150万人のあの日あの‘夢’~』。もう一つの番組は、アジアテレビジョンアワード2003グランプリをはじめ、2002(平成14)年度高柳記念賞、第40回ギャラクシー賞優秀賞、2002(平成14)年度民放連盟賞優秀賞を受賞した『クマガイ草~小さな村の小さな奇跡の物語~』である。愛媛県内のスポンサーには、創立50周年を記念して地元の出版社㈱SPCと企画、出版した雑誌「MAGAZINEもぎたてテレビ」(No.4)を添え贈呈した。2002(平成14)年4月開催された定例取締役会は本町会館営業をアールエヌビーコーポレーション株式会社に全面的に譲サンパーク営業の休止288第7章 地上波デジタル時代へ

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