南海放送50年史
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創立50周年記念日当日の社員雇員数は152名、平均年齢42.0歳である。これにコーポレーションからの出向社員29名を加えると181名になる。創業時の社員が85名であるから2.1倍の従業員になった。創立50周年を祝う記念事業は華々しく展開された。まずラジオでは10月4日6時55分から10月6日11時10分まで「50時間ラジオマラソン」を放送した。このラジオマラソンの間の主な特別番組は『県民投票・あなたが選ぶ歌謡曲ベスト50』で、かぐや姫の「神田川」が1位になり現在の南海放送のラジオリスナー層(40歳~50歳)を表す結果となった。また『帰ってきた夜のバラード~アナウンサー列伝~』では、門田洋子、松沢はつみ、石丸美樹といった歴代の『夜のバラード』のパーソナリティを縦軸に、香川忠孝、宇都宮基師、冨田裕といった先輩アナウンサーを迎え懐かしい声を披露してもらった。『50年ラジオ~ラジオを創った男達・総集編~』(10月5日20時~22時)は、土居会長をはじめとした一期生のインタビューにはじまってわが社ではラジオルネサンスともいわれた番組コンテスト連覇時代の曽我常務現役時代まで、ラジオにかかわってきた人たちの情熱を描いたものである。10月5日南海放送会館全館を開放した視聴者感謝デー「50年ありがとう祭り」が開かれた。当日は秋晴れの好天に恵まれ、およそ5,000人の視聴者が詰めかけ終日にぎわった。午前10時オープニングで数百人がひしめく中、土居会長、松友社長、永江・野志のもぎたてコンビ、らくさぶろう・やのひろみのラジオパーソナリティらが別館2階の通路から「もちまき」を行った。午前の部で用意していたでは足りずに午後の部のも使うという盛況振りだった。放送会館の内外ではさまざまなイベントが展開されたが、「アナウンサーおにぎり大試食会」や「もぎたて名店街」には長い列ができた。テレビ番組は10月5日午後2時から『カメラ283第2節 新時代への挑戦「50年ありがとう祭り」のテレビ生中継「50年ありがとう祭り」の収穫祭にも多くの人がつめかけた「50年ありがとう祭り」のもちまき大会

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