南海放送50年史
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表現、青少年への配慮などについての研究者の意見を参考に供しながら、放送現場の手引きとしてわかりやすく記述したものとなった。さらに阪神・淡路大震災などの体験から、災害報道にあたっては被害状況を伝えるだけにとどまらず、放送は「住民の知る権利」としての災害防止活動に積極的に奉仕しなければならないと述べている。これをうけて地域の視聴者からの意見、要望などにお答えする『あなたと南海放送』(15分番組)をラジオとテレビで1年に4回、放送することになった。その他「視聴者の声」の社内配布、毎月開催される番組審議会の意見は新聞広告紙上およびホームページで紹介するなど“地域にひらかれたローカル民放”としての姿勢を全社員に徹底した。ところで、わが社では1989(平成元)年12月1日から、事件、事故における被疑者の呼び捨てをやめることにした。被疑者の呼び捨てについては、人権意識とその擁護思想の高まりなど時代背景の変化を受けて論議が高まり、1984(昭和59)年4月からNHKとFNNが「呼称つき」報道に踏み切った。わが社でも継続して検討してきたが、系列との整合などの問題を残していた。そしてこの年、1989(平成元)年12月1日から、NNN、共同通信社と歩調をあわせ、呼び捨て報道をやめ呼称をつけることとした。実施基準は①逮捕から起訴までは原則として「容疑者」をつける、②起訴後は「被告」とする、③有罪確定後は「呼び捨て」とする、④刑期を終えた後は「敬称」をつけるというものである。1999(平成11)年11月、わが社はテレビの24時間放送体制となった。深夜放送の終了から朝5時半の放送開始まで日本テレビがスカイパーフェクTVを利用して放送しているノンストップニュース『NNN24』を再送信する。テレビも24時間放送体制217第3節 あいつぐ自然災害『NNN24』のタイトル

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