南海放送50年史
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町並みをバックに番組全体を進行し、本芳我邸や和燭、和傘職人も紹介した。前日の夜、ノーベル文学賞に、内子町出身の大江健三郎氏の受賞発表があるのではないかと狙っていたが、それは外れた。『ズームイン!!朝!』は、日本テレビ系列が各コーナーを全国各地からの生中継で結び、ニッポンの朝を紹介するものである。わが社は、山下泰則、永野彰子、寺尾英子と担当が変わったが、特に寺尾英子はキャスター賞を多く受賞し、高く評価された。また、ディレクター・グループはアワーベスト賞を数多く受賞している。その後、番組の質を高めるためポイント制度が設けられ、報奨金が出ることになったが、わが社は一時、4ランク中、Aクラス入りを果たしたこともある。2001(平成13)年10月から、番組は『ズームイン!!SUPER』とタイトルを変え、キャスターも福澤朗(のちに羽鳥慎一)・大桃美代子のコンビに代わった。ディレクターの出向制度を採用、わが社からは松下和明ディレクターが同年10月から1年間参加し、数々の賞を受け、Aクラスの維持に貢献した。2代目出向ディレクターは荻山雄一で、彼の作った作品も高く評価された。196第5章 民放4局化時代『ズームイン!!朝!』山下アナウンサー

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